泉大津市教育長、忠岡町教育長対談


これより泉大津市教育長 忠岡町教育長 泉大津青年会議所理事長による懇談会を開始したいと思います。よろしくお願いします
(泉大津青年会議所理事長 藤井学 泉大津市教育委員会教育長 冨田明徳 忠岡町教育委員会教育長 前川喜代治)以下字数上 理事長、泉大津、忠岡に省略させて頂きます

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理事長
今まで青年会議所として教育について、あまり足を踏み入れる事がなかったのですが、
私の所信で地域教育についてJCとして何かできる事は無いのかという事を書かせて
頂きました。家庭と学校と地域が連携していく事が望ましいと思います。
本日は両教育長とご対談を設けさて頂き、いくつかの質問事項を基に進めさせてください。
ではよろしくお願いします

1 泉州地域の学力レベルは全国的に見てどう思われますか?

理事長:昨年度、大阪府の学力は47都道府県中45位と低迷しているのが現状だと思います。
また、家庭環境によって学力に差がつくとの分析もあります。
これについてどう思われますか?

泉大津:あまり学力を集団で見て、判断する事に意味があるのかなと思います。
学力が低いと言われている中でも、非常に優秀な子ども達がたくさんいます。この地域は学力が低いなどと決めるのではなく、個々の子ども達の学力をどのようにして、上げていくのかが重要だと思います。近年、泉大津の小学校は全国平均と同レベル位に伸びています。しかし、質問にも出ていた家庭環境については家庭での学習時間は全国平均より低いと言う結果も出ています。学力テストの結果が全てでなくて、保護者にも参加して頂いて子どもの弱点をフォローしてあげる事の方が大切だと思います。家庭での学習時間をもう少し取ってくれれば全国平均を超えるのではないかと思います

理事長:私も学校教育だけでなく家庭教育にかけるべきと考えています。学力テストの結果を受けて、各市町の教育長は今後の対策をどう考えていらっしゃいますか?

忠岡:学力テストは調査と考えています。学校ごとに生徒がどうなのかを現場の先生が分析し、指導方法を考えます。同時に教育委員会も分析し、どうするかを考えます。小学校と合わせて幼児教育にも力を入れていく方針です

泉大津:学力と背景にあるもの(家庭環境)など調べて対策を取る時期に来ています。また、学校現場では分析を踏まえて、可能な限り数値目標を掲げた学校経営計画を作成し授業改善、学校改善に取り組んでいただいております。教育委員会でも様々な取組みを展開しています。

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2 地域ならでの工夫学力レベルUPの策は何かありますか

理事長:その地域における 私立と公立ではどう違いますか

泉大津:確かに有名私立は大学進学率が高いのですが、大阪府では公立高校の進学率も高い。経済格差と学力の相関性は指摘されていますが、公立でも十分学力を伸ばしていくのが我々の務めだと思っています
泉大津市では、独自で学力テストを小学校2年生と小学校4年生で行います。小学校3年生の頃に学力の壁があり、難しくなると言われています。テスト分析結果を家庭でも見てもらい、学校と保護者が子どもの学力を知ることにより、高学年に向けて学力を伸ばしていく取組みをします。
中学校の数学の先生を小学校に派遣し 算数の授業の充実を図るとともに小学校から中学校に進学した時、顔見知りの先生がいるというように、小・中学校の段差を小さくする取組みを推進します。また今年度から、英検受験に補助を出し英語にも積極的に取り組んでいます。

忠岡:学校の数が少ないので 逆に落ちこぼしがないように把握できると考えています。
学ぶ楽しさを育む授業。授業中にきっちり座っていられるかなどを低年齢のうちに教えていきます。教育には時間がかかるので すぐ結果は出にくいが時間かけてやっていくつもりです。忠岡の取り組みとしては、忠岡は英検受験の中学生を中心に年1回無料で受験料を全額補助する取組をしています。
25年度より3か年で忠岡学力向上プランを掲げて取り組んでいます。また今年の7月8月にイングリッシュデーを作り小学校5年から中学3年までを対象に外国人の先生を招いて、日本語禁止で 英語に慣れ親しむ時間を設けます。英語教育には力を入れています。また 基礎を身に着けさせる取組みを行っています。家庭においても「家庭学習がんばり習慣」を設けて親と一緒に頑張る日を作っています。

理事長:学校の教育での取り組みはよくわかりました 泉州は地域のコミュニテイが強いのですが祖父母の存在や、だんじり、子ども会や自治会など繋がりが強いです。教育について地域と連携していける案はありますか?

忠岡:昔は子どもを地域で見守っていましたが、今は難しいです 過去と同じ事ができにくいです。しかし、家庭と学校と連携して関わっていきたいとは思っています。JCソフトボール活動やJCわんぱく相撲などの取り組みはとても大事だと思うし女子開催も賛同できます。

理事長:JCはソフトボールやキックベース わんぱく相撲に取り組んでいます。相撲は200名を超えるくらいになりました。泉大津はひまわり大作戦11年目となりもっと地域と関わり参加してほしいですが、学校側からみてどう思いますか?

泉大津:学校には学習指導要領があり枠が決まっています 法的にも対応しにくい部分がありますがクラブ活動として参加できる部分はあるのではないかと思います

忠岡:子どもの参加行事は安全面で保険を付ける必要があり難しい部分があます。親子で取り組んでいく事は大切だと思います。

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3 道徳(人間教育)についてみなさんのお考えをお聞かせください

理事長:道徳について、御二人の考えをお聞かせ下さい。

泉大津:道徳と言えば、本来家庭でのしつけでも身につけている、礼儀、挨拶、善悪の判断そういった事だと思いますが、最近の犯罪の低年齢化や悪質ないじめをよく耳にしますと、さまざまな要因が子どもに悪影響を与えていると思います。

忠岡:道徳教育と言えば、重たく感じると思いますが本来は、温かい慈しみの教育です。
上に立つ者がまず実践し、親や先生の後ろ姿を見せるような教育をするのが道徳です。
それをしないでの教育には無理があり、大人側が反省することも大切であります
子どもは1人1人いいモノを持っています。また子どもの自尊感情を高める事が大切であり、その中から新たな発見・自発的に発言することが出来たら素晴らしいです。道徳と言うのは、与え、与え、ギブ&ギブの考え方で親心のようなものだと私は思います。

泉大津:学校では道徳の時間で指導していますが、大事な事は実際の場面で子どもがどういう行動を取れるのかということだと思います。
道徳とは生き方の問題であり、より良く生きる為に何をしなければいけないか、人の役に立ちたいとか、善い人間になる為にどうしたらいいのか考えるのが道徳の時間であり、実践力を養うことが重要だと考えています。先生もその辺を忘れずに、指導する必要があると思います。

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4 青年会議所の教育への関わり方 協力方法などに要望はありますか?

理事長:私達の青年会議所は青少年活動 ひまわり事業などを行っています。チラシを全校配布し参加を呼び掛けています
学校でもない家庭でもない部分での教育に係りたいです。
JCならこんな事できないですか?と何か要望があれば教えてください

泉大津:JCは地域で積極的に活動してくれています。学校、家庭、地域と分けて考えた時に、JCには学校ではできない地域での活動ができます。今後もJC活動に期待したいと思います。保護者にどうアプローチするか?子ども達とどう活動できるか?がポイントだと思います。
                                                      
忠岡:昔は井戸端会議ができるような場所があり、悩みを相談し解決できる場所がありました。
今は気軽に相談できる場所がないです。だからJC活動に対して親と子の潤滑油みたいなイメージを持っています                  
親も子の育て方に戸惑っている事が多いから親への働きがけをできたらと思います

理事長:今はスポーツを通じての活動が多いのですが、頂いた意見を参考に今後は教育にも関わりたいです

泉大津:文化的な面では、泉大津では本を読む子どもが多いので、充実のために何か支援頂ける活動はどうかと思ったりしています。

忠岡:一方通行ではない何かを期待したいです。

5 地域の発展に教育の分野で何かアイデアはお持ちでしょうか

理事長:広い空地に私立を誘致し、教育水準を上げるのはどうですか?

泉大津:実は大学に来て欲しいと思っています。若者が集まり、買い物や周辺地域の活性化にも繋がると思います 
   
忠岡:少子高齢化が進んでいるなかで、子どもの部分を活性化できたらいいと思います

理事長:今年からひまわり活動に桃山大学が来てくれる予定です。バス停がありプール学院や帝塚山の学生ともコラボしていけたらと思っています。

頂いたヒントを参考にして今後活かしていきたいと思います
今日はお忙しい中 お時間頂きまして誠にありがとうございました