JCI 公益社団法人泉大津青年会議所

2016年度理事長所信

基本理念
未来へ紡ぐ革新の心

スローガン
自らが原動力となる

はじめに
1958年創立以来、様々な時代背景にあわせ明るい豊かなまちづくりのためにJC運動を展開していただき、さらに卒業されてからも、我々、現役メンバーにご支援・ご協力くださる諸先輩に心から敬意と感謝を申し上げます。また日頃より我々の運動に協力していただいております各種団体・行政の皆様、志高く共にJC運動を展開してきた多くの同志の友情に感謝申し上げます。

伝統と革新
この日本には数多くの優れた伝統が存在します。しかし、ただ単に古くから受け継がれて来たものではありません。今残っている伝統とは古き良き部分は変えず、またその時代やニーズに合わせなければならない部分は革新が繰り返され進化し継承されてきたものだと考えます。JC運動も革新の連続であると考えます。劇的に変わる暮らしの中で我々JCも劇的に変化し続けなければなりません。伝統を思うばかりに何も変えようとしないなら伝統は引き継がれません。先ずは革新をし、振り返れば伝統がついてくる。それが未来へ紡ぐ革新の心です。本年度は変化することを恐れず挑戦し続けるJC運動を展開し、明るい豊かな社会を築くために邁進してまいります。

運動を発信する
毎年、泉大津JCではコンサートボランティア・わんぱく相撲など多くの事業に取り組んでいます。コンサートを楽しみながらゴミを分別し、子供たちに相撲を行う機会を提供する。しかし、当日参加をするだけの活動では発信に限界があります。我々JCが地域のリーダーとしてするべきことは運動を発信することではないでしょうか。例えばコンサートボランティアで行っているゴミの分別活動と運動の違いは活動とは実際にゴミを分別する作業をすることであり、運動とはなぜ分別をしないといけないのかを理解してもらうことです。分別することによりゴミが資源となることを理解していただいた方は自分の家でもゴミの分別をするはずです。一つの事業に取り組む時に大事なことは、地域の人びとに趣旨を理解していただき、運動をより多くの人に広めることです。

他者を思う心を育てる
近年、幼い子供やお年寄りが事件に巻き込まれることが増えているよう感じます。少子高齢化・都心部への人口集中・核家族化など原因は様々ですが他者を思う心も薄れているのではないでしょうか。他者を思い敬う心があれば、いじめられているクラスメイトを助け、道で困っているお年寄りを助ける心やさしい子供たちが増えるはずです。様々な事業を通じて1人でも多くの他者を思う心を持つ青少年の育成に取り組んでまいります。将来を自ら投じる若者を増やす
近年大阪の将来を左右する住民投票や首長選等が実施されております。大阪都構想の住民投票率こそ66.83%に達したものの若者の選挙離れが問題視されています。次の世代を担う若者が将来の国や地域の在り方をしっかりと考えていかなければ未来はありません。本年は公職選挙法改正により選挙権年齢が20歳以上から18歳以上に引き下げられることも関連し、学生を対象とした事業にも力を注いでいかなければなりません。18歳になり、政治に興味がない、誰を選んで良いのかわからないなどの理由で選挙権を放棄することなく、自らの判断で、将来を選択できる若者を育成することが我々の使命だと考えます。

架け橋となる
過去の検証を行い将来への架け橋となる1年になるよう、多くの継続事業の精査、改善、今後開催されるであろう60周年、65周年へのビジョンづくり、法人のあり方など5年間隔で考える組織創りにも力を注ぎ、5年後、10年後も活気あるLOMであるために、リーダーとしてふさわしい人材、将来の泉大津を担える若者を育てたいと考えます。また、会員拡大は今も昔も大きな課題です。先ずは我々自身がJC運動を充実させ、その素晴らしさや楽しさを伝えることにより志を同じくする仲間を増やし、我々の運動をより多くの人びとへ発信し、未来へつなげることが重要です。

月見草
多くの事業を行うにあたり、必ず陰で頑張っているメンバーや関係者がいます。そういう方がいるから組織が成り立つ。事業を行うにあたり組織を引っ張るリーダーはもちろん、陰で頑張る方にも感謝をし、健全でゆるぎない組織創りに取り組んでまいります。

最後に
どれだけ素晴らしい事業を行ったとしても、趣旨を理解していただかなければ運動とは言えません。そのためにはメンバー一人ひとりが事業目的達成のために自らを顧みず原動力となるよう取り組む必要があります。我々メンバーは、貴重な青年期に家族との時間、仕事に費やせる時間、自分のために使える時間を犠牲にし、青年会議所運動に邁進することを選んだのです。JCをしない人生ではなくJCをする人生を選んだ限りは、自らが原動力となりすべての与えられたことに対してやり抜くだけです。志を同じくする仲間とともに変化することを恐れず、未来のために前進あるのみです。このまちを愛し、日本を愛し、仲間を信じ、自らを磨き、58年という泉大津青年会議所の歴史に誇りを抱き、革新の心をもって共に走り抜けましょう。

基本方針
1.地域の人びとの意識を変えるまちづくり運動の発信
2.未来を担う青少年育成運動の発信
3.中長期ビジョンの策定
4.将来の泉大津を担う人材の育成
5.素晴らしさを伝える会員拡大
6.健全なゆるぎない組織創り

公益社団法人泉大津青年会議所 第58代理事長 佐野 俊二

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