2011年度 所 信

 第53代理事長 西端 政博


 
 ≪ 基本方針 ≫
   ● 笑顔溢れ活気ある『まち』づくり事業
   ● 次世代を担う『夢』ある子ども達の育成
   ● 更なる会員拡大
   ● 地域に根ざした事業の展開
   ● 誇りと自信を持ったJC事業の発信

はじめに
 私たちが暮らす日本は、経済不況による企業収益の悪化、それに伴う失業率の増加など、多くの問題を抱えています。このことは泉大津・忠岡のまちにおいても例外ではありません。私たちは未来に向けて、不安を抱きながら、将来に確たる見通しが持てない状況の中で暮らしているのです。しかし、このような状況の中でも私たち泉大津青年会議所は、明るい豊かな社会の実現を目指して、少しでもこの地域を良くしようと幅広いまちづくり運動を行って参りました。本年は、さらに協働運動によるまちづくりを推し進める活動を行なってまいります。
 泉大津・忠岡のまちに地域力を溢れさせるためには、地域に暮らす「ひと」の意識を高めることが重要だと捉えます。一人ひとりの力は弱くても、大勢の力が集まれば強大な力となり、この一人ひとりの意識を同じ方向に伸ばすことで、泉大津・忠岡の未来のまちがよりよい方向に向かうものと確信しております。

リーダーとしての使命
 英知と勇気と情熱を持ったJAYCEEとしての自信と誇りを胸に、美しい生き方を実践し地域住民に見せていきたいと考えております。
 本気になってください。われわれメンバーが本気になって動けば、必ずや理想社会は築けます。本気になるか、ならないか、理想社会の実現はこの一点にかかっています。
 一人ひとりの責任と自覚がこの社会(まち)を変えるのです。

組織力の向上と会員拡大
 社会を動かす、あるいは社会に説得力をもって訴えかけるには、当然のことながら自分自身をさらに磨くことが重要です。メンバー全員が自らの意識を高めることによって、社会や地域に対して、より説得力を増すことが出来るものと考えます。そのためにはまず、自分自身の事業や仕事を成功させることが重要であり、その一助となるような研修等を行って参ります。さらには、より幅広い知識や情報を得るために、近隣の青年会議所や当会議所の特別会員と繋がりを持つことが必要不可欠です。
 また、青年会議所は40歳で卒業しなければならず、常に会員拡大を展開し、新入会員を増やしていかなければなりません。会員拡大は難しいといわれますが、それは「JC運動の趣旨が理解されていない」のではなく、「JCで活躍する我々の姿勢が社会や地域にうまく伝わっていない」のではないでしょうか。
 新しい仲間をつくることも私たちの活動として必要なことです。なぜなら、会員拡大の数値の結果は、私たちの運動に対する社会及び地域からの評価そのものであるからです。自らの行動に自信を持って、私自身を含めて皆さんで会員拡大を展開し、同じ志を持った新たな仲間を地域発展と共に拡大して行こうではありませんか。



地域の活性化
 この泉大津・忠岡は毛布・ニットのまちとして全国的に知られていますが、港湾が発達し、そこには広大なフェニックスと言う埋立地もあります。近年、様々なイベントがこのフェニックスにおいて行われており、これを利用せずして何を利用するのでしょう。これを基に地域経済の活性化を焦点に運動を推進していく事が地域経済の活性に繋がると信じ、更に地域特有の人情を活かした人的交流から『心』が生まれ、人と人の繋がりから生まれる地域の絆を育むため、地域に根ざした事業を展開する事により、地域の『心』が活性することを信じております。

必要とされるJCへ
 われわれの運動や私利私欲のためにやっているわけではありません。愛する子どもたちのために、愛する地域社会の発展・未来のために、苦しいときも、悲しいときも、自分がやらねば誰がやるんだといった気概を胸に、身を削って行っているはずです。だからこそもっと自信をもってJC活動をしようではありませんか。もっと自信を持って市民に語りかけようではありませんか。市民の意識を変える事の出来る、ほんもののJC運動を、もっと自信を持って展開していきましょう。

JCの存在意義
 JCのためのJC活動など必要ありません。事業のための事業だって必要ないのです。JCはあくまでも世界を平和に導くツールです。子どもたちの笑顔溢れる、そして市民の笑顔溢れる明るい豊かな地域社会を創るツールなのです。だからこそ、「明るい豊かな社会を築き上げよう」などと叫ばねばなりません。JCのような存在が必要ではなくなるような理想社会を、われわれメンバーの手で、世界一可能性を秘めたこのJCなるツールで構築したいと思います。
 メリハリのない活動を行うだけのJCごっこは、もう終わりにしましょう。そこに市民意識の変革はあったのでしょうか。理想社会への光は見出せたのでしょうか。崇高な理念なきJCにその存在意義など全くないと私は考えています。

むすびに
 われわれメンバーが本気になって力を結集すれば、必ずや市民の意識は変えられます。なぜなら、泉大津青年会議所には若さとパワー、そして能力を秘めたメンバーが沢山いるからです。メンバーの意識が変われば市民の意識が変わる。市民の意識が変われば世論が変わる。世論が変われば政治が変わり、日本が変わる。日本が変われば世界さえも平和へと変革できるのです。
 われわれの力を今こそ信じ、そして市民の意識変革の一助となるよう共に学び、共に歩み、信義誠実をもって履行しようではありませんか。



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