JCI 公益社団法人泉大津青年会議所

ABOUT US
泉大津青年会議所について

理事長所信

【基本理念】
熱誠こめて

【スローガン】
やってみよう!
新たな一歩を踏み出そう!!

はじめに

昨年度、当青年会議所は創立六十周年という節目の年を迎えることができました。これもひとえに、今日に至るまで「新日本の再建は我々青年の仕事である」という日本の青年会議所創始の想いを胸に泉大津・忠岡地域のためにご尽力いただきました諸先輩の弛まぬ努力と、日頃より我々の活動にご協力いただいております行政をはじめとした各種団体の皆様のおかげであると心から感謝を申し上げます。
61年目となる本年は基本理念を「熱誠こめて」とさせていただきました。青年会議所の綱領には「青年としての英知と勇気と情熱をもって明るい豊かな社会を築き上げよう」ともあり、我々が活動を行う指針に情熱は不可欠です。また、我々の活動の多くは奉仕であり、その根幹には誠意がなければ継続できないと考えております。
本年度はこの「情熱」と「誠意」をテーマに泉大津・忠岡地域に根差した活動をおこなってまいります。

新たな一歩へ

泉大津青年会議所では、これまでの60年間という長い年月の間に、わんぱく相撲やアドベンチャー事業といった青少年育成事業、ひまわり大作戦や絵かきっ子をはじめとしたまちづくり事業、ゴミナビゲーションや港湾美化活動などの啓発事業、姉妹締結50周年目を迎える友好青年会議所との国際交流、その他にも公開討論会や講演会、体験型セミナーなど、多岐にわたる事業を数多く実施してまいりました。
61年目を迎える本年も、我々が目的とする“より良いまちづくり”という初心を忘れず、この泉大津・忠岡地域にとって今何が必要であるのかを常に模索し、ニーズに適した事業を構築・実施してまいります。また、継続して実施する事業においては、その本質を再確認し、さらなる効率化と新たな試みによる質の向上を実現してまいります。

誰一人取り残さない

「持続可能な開発目標(SDGs)」という言葉をご存知でしょうか。これは2015年9月の国連サミットにて全会一致で採択された全ての国に適用される普遍的な国際目標です。日本は、働き方改革や科学技術イノベーションの推進など官民一体となって2017年末から本格的に取り組んでおり、“誰一人取り残さない持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現”を目指しています。
国が推進するその目標はまさに、青年会議所の基本的な方針である「明るい豊かな社会を築く」ことそのものであり、公益社団法人日本青年会議所も“日本で一番SDGsを発信する団体へ”と宣言しており、各地青年会議所へと広がりを見せております。
当青年会議所も青年会議所の基本方針と同義であるこの国際的な取り組みに寄与すべく、“誰一人取り残さない社会”を目指し、事業を構築・実施してまいります。

地域のリーダーとして

昨年は各地で豪雨や地震、台風などの自然災害による被害が数多く発生し、各地の青年会議所では地域復興のため、ボランティア活動をおこなっております。この泉大津・忠岡地域も大型台風によって甚大な被害を受け、当青年会議所も自治体と連携を取り、倒木や被災ゴミの片付け、自治体が用意した食料品を停電が長引く地域へ届けるなどの活動を行い、今我々ができることを最大限おこなったと思っております。しかし同時に、有事の際には我々も被災者となるため、十分に支援をおこなうことが難しいとも感じました。
そこで本年は、災害時どのような支援が必要となるのかを自治体や災害時のボランティア窓口に確認するとともに、どのような活動であれば要請や許可を受けずとも行うことができるのかなどを事前に協議し、共通の認識をもつことで災害発生時において率先して行動できる組織づくりの第一歩を踏み出します。

複合的手法による会員拡大

我々が事業を行うにあたり必要不可欠な要素が同志である会員です。当青年会議所では戦略的な会員拡大を行うことで直近2年間において大幅に新入会員を増やすことに成功しました。しかしながら、この成功を持って終了ではなく会員拡大は会が存続するためには必ず継続していかなければなりません。
まずは、本年も継続して会員拡大戦略会議を実施することにより、メンバーの会員拡大に対するモチベーションアップを図るとともに、拡大に関する情報および重要性を共有し、一丸となって全員で会員拡大に取り組んでまいります。また、各事業においては、会員一人ひとりが地域社会への貢献や地域住民への問題提起、青少年の育成などの“地域開発”を強く認識して事業に取り組むことにより、参加いただいた地域住民や協力団体の皆様に「泉大津青年会議所は地域開発活動を行い、発信する団体である」と認識していただくことで、参加者や協力者を増やすことができると考えております。さらに本年は、当青年会議所の認知度の向上が会員拡大において最重要課題の一つと捉え、ブランディングに特化した委員会を設置し、当青年会議所が“より良いまちづくり”を目指してどのような活動おこなっているのかを積極的に発信することで、地域住民へ広く認知していただくように努めます。
戦略的な会員拡大、地域開発を意識した事業の実施、地域住民への認知度の向上、それぞれを同時かつ複合的に行うことにより、さらなる会員拡大へとつなげてまいります。

出向の意義 ~メンバーへ向けて~

当青年会議所は本年度、近畿地区大阪ブロック協議会へ会長を輩出します。これは泉大津青年会議所の60年という長い活動期間においても数少ない出来事です。是非この希少な機会を逃さず、積極的に大阪ブロックをはじめ近畿地区協議会、日本青年会議所へと出向していただきたいと考えております。
出向先では泉大津青年会議所では味わえないスケールメリットや世界観を体感することができるとともに、同じ志を持った新たな仲間に出会うことでき、必ず人生の糧となるでしょう。そして、出向先で得た経験や体験を泉大津青年会議所へ持ち帰り、次の世代へと引き継ぐ語り部となっていただきたいと思っております。
必ず良い経験となりますので、一歩踏み出してください。

結びに

現代の日本において、どれほどの人が自ら畑を耕し、家畜を育て、自給自足で生きることができるのでしょうか。どれほどの人が他人と全くかかわらずに生きることができるのでしょうか。どれだけ人間関係が希薄になったと言われようと、どれだけ他人に無関心になったと言われようと、誰ともかかわることなく一生を終えるのは困難です。ならば、むしろ私は積極的にかかわっていきたいと思います。心を揺さぶることができる情熱と最大限の誠意をもってかかわっていきたいと思います。
本年度の泉大津青年会議所は、実施する全ての事業にありったけの情熱と誠意をこめて1年間活動してまいります。
地域住民の皆様、各種団体の皆様、そして諸先輩には、その情熱と誠意に直に触れていただきたいと考えております。是非、我々の事業にご参加・ご協力くださいますようお願い申し上げます。

基本方針

  1. 1. 熱誠こめた事業構築と実施
  2. 2. 複合的手法による会員拡大
  3. 3. 継続事業の検証と新たな事業の構築
  4. 4. 持続可能な開発目標(SDGs)への寄与
  5. 5. 不測の事態でも行動を起こせる組織づくり
  6. 6. 出向による視野の広い人財の育成

公益社団法人泉大津青年会議所
第六十一代理事長 辻 陽平

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